おしゃれな若木よりも、 少し成長した樹を選ぶのがポイント
おしゃれな若木はどれくらい大きくなるか予想するのは難しいですが、少し成長した樹はある程度大きさが確立されてくるため、今後どれ程大きくなるか予想が立てやすくなります。
もちろん予想よりもどんどん大きくなっていく種類の樹もありますので、それらは住宅地では極力避けるようにすべきでしょう。
折角こだわりの樹を選んでも想定以上に大きくなってしまうとお手入れの大変さも生じてきます。成長していく景観をある程度予想して樹を選ぶことが重要です。
住宅街のお庭造りでは、 ご近所様にも配慮を
近隣に住宅がある場合、特にお庭が別のお宅と接している際はお庭造りにも配慮が必要となってきます。
近隣の全ての皆様が木や植物が好きとは限らないというのが現実問題としてあるからです。
植物自体は問題なくとも、虫が発生する、成長したら枝葉で日差しが遮られる、落葉や木の実が敷地内に落ちてくるなどの二次的な問題に気分を害される方もおられます。
植える場所を考える、落葉の少ない種類を選ぶなど、近所様へ配慮した庭造りを心がけ、極力無益なトラブルを回避することが重要です。
エクステリアデザイン 3つのタイプのメリット・デメリット
エクステリアデザインは大きく分けて「オープンタイプ」「クローズドタイプ」「セミクローズド(セミオープン)タイプ」の3つの種類に分けられます。
どのタイプにするかは、お庭の状況や立地、ライフスタイルなどを考慮してじっくりとイメージを固めながら決めていくのが良いでしょう。
「オープンタイプ」は敷地の境界にフェンスや門扉を設置せず、道路などの公共空間との隔たりが殆どない開放的なエクステリアプランです。敷地内を芝生にしたり境界に低い庭木などを植えたり、公道とは異なった色のタイルやコンクリートを敷いたりすることによって、境界を表しているものも多くあります。
このようなオープンタイプは開放的でお庭をより広く感じさせると共に、採光や風通しに優れているというメリットがあります。その反面、通行人などから気軽に敷地内に入られてしまう、家の間取りによっては中が見えてしまいプライバシーの確保が難しくなる可能性がある、幼い子供やペットなどの飛び出しが危惧されるなどのデメリットがあります。
「クローズドタイプ」は、歩行者や近隣からの視線を阻むための背の高いフェンスや門扉が敷地の境界に設置してあるエクステリアプランです。プライバシーをきちんと確保することができ、幼い子供やペットでも比較的安心してお庭で遊ばせることができるというメリットがあります。その反面、閉鎖的なイメージになりがちで外からの死角が出来てしまうことから防犯面での心配があるというデメリットがあります。
オープンタイプとクローズドタイプの中間に位置する「セミクローズド(セミオープン)タイプ」は、それぞれのメリットを組み合わせて自由にコーディネートできるプランです。低めのフェンスを設置することでプライバシーの確保を図ると共にある程度の解放感を実現するものなどがあります。
ウッドデッキ用素材 天然木と樹脂木の特徴と性質
ウッドデッキの素材には大きく分けて「天然木」と「樹脂木」があり、素材によって必要なメンテナンスや耐年数は大きく異なります。材質による特徴とメンテナンス方法を正しく理解してからどちらの素材にするか検討してみてください。
「天然木」を使ったウッドデッキは本物ならでは木の質感が魅力です。ウッドデッキは雨風にさらされる為、耐久性があり腐りにくい木材でなければなりません。天然木には安価なソフトウッド(SPF、レッドシダーなど)と比較的高価で耐久力のあるハードウッド(サイプレス、イタウバ、ウリンなど)がありますが、長い目で見ると初期費用がかかってもハードウッド材の方がお勧めです。ソフトウッドは頻繁にメンテナンスをしても数年で劣化してしまうのに対し、ハードウッドはお手入れ次第で数十年の使用に耐えられます。
「樹脂木」は樹脂と木紛などを混ぜ合わせた建材で、人口木材や合成木材と呼ばれることもあります。樹脂製なので天然木と比べて丈夫で長持ちするため、メンテナンスが殆ど必要ないものが多いのもメリットです。木目がリアルで天然木そっくりなものが多く、色合いやサイズや形など様々なバリエーションがあります。
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