私たちは、映画やテレビドラマの撮影で使われるセットや、演劇などの舞台装飾の製作・施工を手掛けております。 フィクションにリアリティを持たせるためには、背景である舞台セットが実物と遜色ないクオリティであることが求められます。 伝統的な造園の技術や知識、店舗装飾における限られたスペースでの魅せ方に関するノウハウなどが、私たちの手掛ける舞台セット・舞台装飾製作の根幹となっています。 人工物から自然物まで幅広くお作りしておりますが、中でも自然風景や自然素材を扱った人工物の製作には特に自信があります。 しかし、当然ながら舞台セットに求められるものは本職であるところの庭造りとは大きく異なります。 庭園の場合は、基本的に野外であるため常に日光を浴び雨風を受ける野ざらし状態ですので耐年数・経年劣化・摩耗などを考慮して素材選びや施工方法を決定しますが、舞台セットでは照明の位置や方向・色・光度などを考慮して製作します。 また、庭園が家の中からだけでなく家の外からも不特定多数の人の目に入るためあらゆる方面から見られること前提でデザイン・施工するのに対して、舞台セットではカメラの位置や画角などを考えてレイアウト・施工します。 私たちは、本物らしく見えるように作るのはもちろんのこと、舞台映えするかどうか・映像映えするかどうか、他のセットに違和感なく溶け込んでいるかどうかを常に模索し、ハイクオリティな景観作りを目指しています。 |